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2023-05-31

機能アップデートのお知らせ

更新報告

こんにちは。

RichFlyer開発チームです。

この度、RichFlyerをより便利にご利用いただくため配信条件(セグメント)機能のアップデートを行いました。

今回のアップデートでは次のパターンで配信条件が作成できるようになりました。

  • 数値比較
  • 経過日数比較
  • 年月日比較

以下に、各パターンについてご案内いたします。
管理サイトご利用ガイドもご覧ください。

数値比較

アプリから登録されたセグメント値が数値の場合に、指定の数値より"等しい・以上・以下"の条件でプッシュ通知を配信する端末を絞り込むことができます。

利用例

ユーザーの年齢で配信条件を作るケース

登録されるセグメント

以下のセグメントをアプリから登録します。

セグメント名セグメント値
age年齢を表す数値

作成できる配信条件の例

  • 年齢(age)が30歳のユーザーにプッシュ通知を配信する
  • 年齢(age)が60歳以上のユーザーにプッシュ通知を配信する
  • 年齢(age)が20歳以下のユーザーにプッシュ通知を配信する
  • 年齢(age)が20歳以上かつ30歳以下のユーザーにプッシュ通知を配信する
  • 年齢(age)が10歳以下または70歳以上のユーザーにプッシュ通知を配信する

配信条件作成画面

作成する条件のパターンを選択
条件を作成する

経過日数比較

アプリから登録されたセグメント値が日付の場合、指定の経過日数より"等しい・以前・以降"の条件でプッシュ通知を配信する端末を絞り込むことができます。

利用例

アプリを最後に起動した日で配信条件を作るケース

登録されるセグメント

以下のセグメントをアプリから登録します。

セグメント名セグメント値
last_launched_date最後にアプリを起動した日時

作成できる配信条件の例

  • 最後の起動日(last_launched_date)から10日経過した端末にプッシュ通知を配信する
  • 最後の起動日(last_launched_date)からの経過日数が30日以前の端末にプッシュ通知を配信する
  • 最後の起動日(last_launched_date)から15日以上経過した端末にプッシュ通知を配信する
  • 最後の起動日(last_launched_date)からの経過日数が10日以上かつ30日以前の端末にプッシュ通知を配信する
  • 最後の起動日(last_launched_date)からの経過日数が10日または20日の端末にプッシュ通知を配信する

配信条件作成画面

作成する条件のパターンを選択
条件を作成する

年月日比較

アプリから登録されたセグメント値が日付の場合、指定の年月日より"等しい・以前・以降"の条件でプッシュ通知を配信する端末を絞り込むことができます。

利用例

会員登録した日付で配信条件を作るケース

登録されるセグメント

以下のセグメントをアプリから登録します。

セグメント名セグメント値
registered_date会員登録された日付

作成できる配信条件の例

  • 会員登録された日付(registered_date)が2023/7/1のユーザーにプッシュ通知を配信する
  • 会員登録された日付(registered_date)が2023/5/30以前のユーザーにプッシュ通知を配信する
  • 会員登録された日付(registered_date)が2023/8/8以降のユーザーにプッシュ通知を配信する
  • 会員登録された日付(registered_date)が2023/4/1以降かつ2023/4/30以前のユーザーにプッシュ通知を配信する
  • 会員登録された日付(registered_date)が2023/12/1以降または2023/10/30以前のユーザーにプッシュ通知を配信する

配信条件作成画面

作成する条件のパターンを選択
条件を作成する

異なるパターンの組み合わせ

上記でご紹介した各パターンと既存のパターンの配信条件は、それぞれを組み合わせて一つの配信条件とすることもできます。

以下に、一例をご紹介いたします。

利用想定

最後にアプリを起動してから10日経過、かつ会員登録を行っていないユーザーに会員登録を推奨するプッシュ通知を配信する。

登録されるセグメント

以下のセグメントをアプリから登録します。

セグメント名セグメント値
member会員登録しているか否かを示す値
登録済みの場合: true
未登録の場合: false
last_launched_date最後にアプリを起動した日時

配信条件を作成

次の2つの配信条件を作成します。

条件パターン条件
経過日数比較最終起動日から10日経過
値選択会員登録をしていない
  • 条件パターン"経過日数比較"で「最終起動日から10日経過」の条件を作成
  • 条件パターン"値比較"で「会員登録をしていない」条件を作成
  • 作成した条件を保存

メッセージの作成と配信

メッセージ作成時に上記で作成した配信条件と日次の定期投稿を設定します。
毎日配信時間になると、その日に条件を満たすユーザーへプッシュ通知が配信されるようになります。

アプリ側の対応について

アプリからセグメントを登録するには、RichFlyer SDKを利用して行います。
数値、日付の登録は下記のバージョンで対応しています。

※これより古いバージョンのSDKで当機能をご利用したい場合は、数値は文字列に、日付はUnixタイムスタンプを文字列にしてセグメント登録をしてください。

さいごに

配信条件機能をご活用いただくことで、プッシュ通知を利用したサービスの成長戦略が広がります。ぜひこの機会にご利用ください。

ご質問、ご相談等がございましたらぜひお気軽にご相談ください。