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Flutter SDKをリリースしました
こんにちは。
このたび、RichFlyer SDK for Flutterをリリースいたしました。
Flutterについて
Flutterは、Googleが開発したアプリケーション開発ツールです。一つのソースコードでiOSやAndroidなどのモバイルアプリ、ウェブアプリケーション、WindowsやMacなどのデスクトップアプリを開発できます。
昨今の開発者不足や開発コスト削減意向の増加という社会的な流れとFlutterを使った開発の学習コストが比較的低いというメリットが相まって、アプリ開発の選択肢として存在感を強めています。
この状況を示す数値として、Flutterで開発されたアプリの数をご紹介します。
年月 | 公開されたアプリの数 |
---|---|
2021年3月 | 150,000超 (Playストアのみ)*1 |
2022年5月 | 500,000超 *2 |
2023年5月 | 1,000,000超 *3 |
*1 Google for Developers - Announcing Flutter 2
*2 Medium - Introducing Flutter 3
*3 Flutter公式サイト - FAQ
RichFlyerは低コストでプッシュ通知を運用できることを特徴の一つとしているため、Flutterのメリットと重なる部分もございます。
Flutterを利用(または利用を検討)されているお客様で、プッシュ通知の配信を検討されている場合は、RichFlyerがお力になれますのでぜひご検討ください!
以降では、SDK導入の流れをご説明いたします。
RichFlyer SDK for Flutterの導入の流れ
それでは、RichFlyer SDKの導入からプッシュ通知配信までの流れをご紹介いたします。
※詳しい手順はSDKマニュアルをご参照ください。
大まかには次のような流れになります。
- RichFlyer SDK for Flutterのインストール
- Apple Push Notification service(APNs) およびFirebase Cloud Messaging(FCM)の手続き
- Androidプロジェクトの設定
- iOSプロジェクトの設定
- 初期化を実装
- アプリのビルド
- プッシュ通知の配信
※実際にこの手順を実施するためはに、事前にRichFlyerアカウントを作成してください。無料で登録できます。
RichFlyer SDK for Flutterのインストール
pubspec.yamlファイルにRichFlyer SDKの情報を追記し、"Pub get"を実行します。
Apple Push Notification service(APNs) およびFirebase Cloud Messaging(FCM)の手続き
Apple DeveloperサイトやFirebase Consoleにてプッシュ通知の配信に必要な手続きを実施します。
手続きの手順例を、SDKご利用マニュアルでご紹介しています。
Androidプロジェクトの設定
FCMの手続きで取得したgoogle-services.jsonファイルを配備します。
build.gradleファイルに追記します。
iOSプロジェクトの設定
Xcodeでプロジェクトを開き、Capabilityを追加します。
App Extensionを追加します。
初期化を実装
Dartファイルに初期化を実装します。
プッシュ通知の配信
RichFlyer管理サイトでメッセージを作成して配信します。
プッシュ通知を受信しました。
補足
上記の説明にはありませんが、セグメント配信もDartの実装で対応可能です。
SDKご利用マニュアルにはその他実現可能な実装についても説明していますので併せてご参照ください。
なお、Flutterの利点として、「一つのソースコードでマルチプラットフォームのアプリを作成できる」と冒頭で述べましたが、プッシュ通知の特性上どうしてもiOSやAndroidのプロジェクトを設定する必要がございます。
不安になる方もいらっしゃいますと思いますが、SDKご利用マニュアルで詳しく説明しておりますのでご安心ください。
さいごに
プッシュ通知は、アプリの成長を実現する上で欠かせないツールとなっています。RichFlyerがその成長のお手伝いさせていただきます!!
その他にも、ご質問等ございましたらお気軽にお問い合わせください。