基本用語
プッシュ通知
ユーザーのデバイスに直接メッセージを配信する機能。大きくわけて、「WEBプッシュ通知」と「アプリプッシュ通知」の2つがあります。
WEBプッシュ通知
WEBサイトからユーザーのブラウザを通じて送られる通知です。通知を送信するにはユーザー側で送信に同意する操作(オプトイン/オプトアウト)が必要です。
アプリプッシュ通知
アプリからユーザーの端末に送られる通知です。通知を送信するには、ユーザー側で通知に同意する操作(オプトイン/オプトアウト)が必要です。
オプトイン
ユーザーが情報を受け取ることに同意すること。(通知許可の承認)
オプトアウト
ユーザーが情報を受け取ることを拒否すること。(通知設定のオフ)
同意率
プッシュ通知の受信に同意したユーザーの割合を表す。
ユーザー関連用語
セグメンテーション
ユーザーを特定の基準(年齢、性別、行動、興味など)で分類すること。
パーソナライゼーション
個々の顧客の属性や個人の傾向に合わせてコンテンツやメッセージを最適化すること。
ターゲットユーザー
プッシュ通知を届けたい特定のユーザー層。
アクティブユーザー
サービスやアプリを頻繁に利用しているユーザー。
休眠ユーザー
一時的にサービスやアプリの利用を停止しているユーザー。
新規ユーザー
初めてサービスやアプリを利用するユーザー。
リピーター
サービスやアプリを繰り返し利用するユーザー。
効果測定・分析用語
コンバージョン (CV)
目標とする行動が達成されること。(商品の購入、会員登録など)
コンバージョン率 (CVR)
コンバージョンに至った割合。
クリック率 (CTR)
プッシュ通知がクリックされた割合。
開封率
プッシュ通知が開かれた割合。
エンゲージメント
ユーザーがブランドやコンテンツに示す関心や関与の度合い。
リテンション
顧客がサービスや商品を継続して利用してくれること。
リテンション率
顧客がサービスや商品を継続して利用している割合。
離脱率
ユーザーがサービスやアプリの利用を停止する割合。
ROI (Return On Investment)
投資対効果。
KPI (Key Performance Indicator)
重要業績評価指標。
配信戦略用語
A/Bテスト
通知の 文言やデザインなど複数のパターンを少しずつ変えて配信し、どちらが効果的かを比べるテスト です。
例:タイトルを「10%オフ」か「限定セール」にして、クリック率の高い方を見つける。
シナリオ配信
あらかじめ設定した 行動や条件に合わせて、自動で通知を送る仕組み です。
例:会員登録から3日後に「ようこそメール」を送る、カート放置から24時間後に「購入をお忘れでは?」と送る。
ジオフェンシング
特定のエリアに入ったユーザーに通知を送る技術です。
例:お店の近くに来た人に「ただいま店頭でキャンペーン中!」と通知を送る。ユーザーに通知を配信する技術
リターゲティング
一度サイトを訪れたけれど購入や登録をしなかったユーザーに、再度アプローチする通知 です。
例:過去に商品ページを見た人に「人気商品がセール中です」と送る。
トリガーメッセージ
ユーザーの特定の行動をきっかけ(トリガー)にして送る通知 です。
例:アプリで「お気に入り」に登録した直後に「お気に入りありがとうございます」と送る、購入完了後に「ご注文ありがとうございます」と送る。
行動ターゲティング
ユーザーがサイトやアプリで行った 行動の履歴 に合わせて通知を配信する方法です。
例
・何日もログインしていない人に「新しい機能が追加されました」とリマインドする
・商品ページを見たけれど購入しなかった人に「今なら割引中です」と通知する
・動画を途中まで見た人に「続きを見ませんか?」とお知らせする
マーケティング用語
CRM (Customer Relationship Management)
お客様の情報(名前・購入履歴・問い合わせ内容など)を一元管理して、「どんなお客様に、どんな対応をしたらよいか」を把握する仕組みです。
例:「過去に購入した商品に関連する提案をする」「問い合わせ内容を履歴から確認してスムーズに対応する」といった活用ができます。
MA (Marketing Automation)
マーケティング活動の自動化。
メール配信やプッシュ通知などを、あらかじめ条件を決めて自動で実行できる仕組みです。
例:「新規登録から3日後にウェルカム通知を送る」「カートに商品を入れたままの人に自動でリマインドを送る」など、人の手をかけずに効率的なマーケティングができます。
これらの用語を理解しておくと、プッシュ通知をより戦略的に活用し効果的なマーケティング施策を展開できるようになりますのでおすすめです。