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セグメント配信(配信条件)の利用方法 [説明編]
こんにちは。
プロ野球は交流戦が終わりました。今年は稀に見る大混戦でとても見応えがありました。
レギュラーシーズンも熱戦を繰り広げて欲しいですね。
さて今回は、RichFlyerのセグメント配信(配信条件機能)についてご説明します。
次回の「運用例編」にあるシナリオを想定して配信条件の作成から、メッセージの配信までの流れをご説明いたします。
セグメント配信について
セグメント配信は、ユーザーの属性や行動パターンなどからプッシュ通知の配信先をグループ(セグメント)化して、そのグループに対してプッシュ通知を配信することをいいます。
ユーザーにマッチしたメッセージを送ることができるため、コンバージョン率の向上やユーザーとの結びつきの強化が期待できます。
RichFlyerでは、「配信条件」という機能をご提供しており、セグメントを使ってプッシュ通知を配信するユーザーを絞り込むための条件を作成することができます。
プッシュ通知のメッセージの作成時に、この条件を指定してプッシュ通知の配信先を限定します。(配信条件については後述します)
セグメントの登録について
セグメントは任意の名前と値の組み合わせで登録します。
例えば、ユーザーの年齢(20歳)をセグメントとして利用したい場合、セグメント名を「age」、セグメント値を「20」として登録します。
登録はRichFlyer SDKを利用してアプリ側から行います。※事前に管理サイト側で使用するセグメント名を登録しておく必要はありません。
配信条件機能について
配信条件機能は、RichFlyerに登録されたセグメントを使ってプッシュ通知の宛先を限定する条件を作成する機能です。
作成した配信条件は、メッセージ作成時に指定します。一度作成したものは何度でも使用できます。
配信条件は次の4つのパターンを作成できます。
値選択 | アプリから登録されたセグメントの値の中から、プッシュ通知を配信したいユーザーに該当する値を選択して条件を作成します。 |
数値比較 | アプリから登録されたセグメント値が数値の場合に、以上、以下、等しいを使ってプッシュ通知を配信したいユーザーを絞り込む条件を作成します。 |
経過日数比較 | アプリから登録されたセグメント値が日付の場合に、その日付を起点とした経過日数を以降、以前、等しいを使って配信したいユーザーを絞り込む条件を作成します。 |
年月日比較 | アプリから登録されたセグメント値が日付の場合に、カレンダーを使って以降、以前、等しいを使って配信したいユーザーを絞り込む条件を作成します。 |
■ 値選択
アプリから登録されたセグメントの値の中から、プッシュ通知を配信したいユーザーに該当する値を選択して条件を作成します。
利用例
- 好きなジャンルで配信条件を作成
例 “好きなジャンル”で「スポーツ」を選択したユーザーに配信する。
- 会員登録済み/未登録の状況で配信条件を作成
例 会員”未登録”のユーザーに配信する。
- 住んでいる地域で配信条件を作成
例 「大阪府」に住んでいるユーザーに配信する。
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配信条件作成画面
■ 数値比較
アプリから登録されたセグメント値が数値の場合に、以上、以下、等しいを使って条件式を作成し、プッシュ通知を配信したいユーザーを絞り込む条件を作成します。
条件式は複数作成することができ、「すべてを満たす」「いずれかを満たす」を選択できます。
利用例
- ユーザーの年齢で配信条件を作成
例 年齢が”20歳以上”のユーザーに配信する
例 年齢が”60歳以上、100歳以下”のユーザーに配信する(2つの式を「すべてを満たす」で作成) - アプリの起動回数で配信条件を作成
例 アプリの起動回数が”10回以下”のユーザーに配信する - コンテンツ閲覧数で配信条件を作成
例 コンテンツの閲覧を”100回”行ったユーザーに配信する
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配信条件作成画面
■ 経過日数比較
アプリから登録されたセグメント値が日付の場合に、その日付を起点とした経過日数を以降、以前、等しいを使って配信したいユーザーを絞り込む条件を作成します。
条件式は複数作成でき、「すべてを満たす」「いずれかを満たす」を選択できます。
利用例
- アプリを最後に起動した日付で配信条件を作成
例 アプリを最後に起動した日から”30日以上経過”したユーザーに配信する - 会員登録した日付で配信条件を作成
例 会員登録をした日からの経過日数が”60日以内”のユーザーに配信する
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配信条件作成画面
■ 年月日比較
アプリから登録されたセグメント値が日付の場合に、カレンダーを使って以降、以前、等しいを使って配信したいユーザーを絞り込む条件を作成します。
条件式は複数作成でき、「すべてを満たす」「いずれかを満たす」を選択できます。
利用例
- アプリを最後に起動した日付で配信条件を作成
例 アプリを起動した日が”2023/4/1以前”のしたユーザーに配信する - 会員登録した日付で配信条件を作成
例 会員登録をした日が”2023/5/1以降”のユーザーに配信する
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配信条件作成画面
■ 組み合わせ
ここまでは、一つのセグメントを使った条件の作り方を説明しましたが、作成した複数の条件を組み合わせることも可能です。
条件を組み合わせた場合、すべての条件を満たしたユーザーが配信の対象となります。
利用例
- 年齢が20歳以上60歳以下で、好きなジャンルに「ニュース」を設定しているユーザーに配信
- セグメント”年齢”を数値比較で「20歳以上」「60歳以下」の条件式を作り条件を作成
- セグメント”好きなジャンル”を値選択で「ニュース」を選択して条件を作成
- 最後に起動した日から10日経過、会員未登録のユーザーに配信
- セグメント”起動日”を経過日数比較で「起動日から10日経過」の条件式を作り条件を作成
- セグメント”会員登録状況”を値選択で「会員未登録」を選択して条件を作成
条件を組み合わせたときの配信条件作成画面
RichFlyerのセグメントについて説明いたしました。
次回は、本機能を活用した運用例をご紹介いたします。