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2023-01-20

プッシュ通知ってなに?

プッシュ通知

こんにちは。

2022年はサッカーのビッグイベントがありとても熱い時間を過ごさせてもらいました。さらに2023年も野球にラグビー、バスケットと大きな世界大会がありスポーツ観戦好きにとっては今からとても楽しみであります。

さて、スポーツといえば別のブログでもRichFlyerを使ったプッシュ通知のソリューション提案をいたしました。しかし、プッシュ通知の使い方はとても様々で、あらゆるシーンで活用できる有能なツールです。

そこで、今回は「プッシュ通知ってなに?」をテーマに、プッシュ通知とは?どんなメリットがあるの?といった部分をご説明したいと思います。

技術的な細かい内容はざっくり端折ってお話ししますのでお気軽にお読みいただければと思います。

プッシュ通知とは

サービスを運営していてお客様に大切なお知らせをしたいときにどのように情報をお届けしますか?

ホームページに掲載する、SNSに投稿する、Eメールを送る、ハガキを送る...等々様々な方法がありますが、その一つの方法がプッシュ通知です。

プッシュ通知は、アプリを利用しているユーザーやWebサイトを閲覧しているユーザーの端末に向けてサービスの運営側からメッセージを直接配信(プッシュ)できるサービスです。「プッシュメッセージ」ということもあります。

「プッシュ」という用語から、運営者側のタイミングでメッセージを送ることができ、アプリが起動していない状態でもユーザーに見える形で端末に表示されます。

そのため、メッセージに気づいてもらいやすいというメリットがあります。一方で、ユーザーにとって不要なメッセージを送り続けると心理的にネガティブな印象を与えかねないというデメリットも存在します。

プッシュ通知はどうやったら送ることができるの?

では、どうやったらプッシュ通知を配信できるのでしょうか?

「〇〇の端末(ブラウザ)に△△の内容のプッシュ通知を配信して」とプッシュ通知配信サーバへリクエスト(お願い)します。
端末一台につき、この”お願い”を1回行います。

ここで少し壁があります。
実は、配信先によってプッシュ通知配信サーバは異なり、リクエストの方法は変わります。

iPhoneやiPadなどのApple社製端末へ配信したい場合は、Apple社が運営するプッシュ通知の配信サーバへ、Apple社が定義した仕様に沿ってリクエストを行います。
Androidが搭載された端末は、Google社が運営するプッシュ通知配信サーバへGoogle社が定義した仕様に沿ってリクエストします。
ウェブプッシュは、ブラウザベンダが運営するプッシュ通知配信サーバへリクエストします。ChromeはGoogle、EdgeはMicrosoftといった具合になります。ウェブプッシュは、標準化団体「W3C」が定義した仕様に沿ってリクエストします。

プッシュ通知の配信イメージ

ここまでお読みになって、「プッシュ通知を送りたいならApple社やGoogle社にそのお願いとやらをすればよいんでしょ?RichFlyerは何やってるの?」と思われた方がいらっしゃるかもしれません。

RichFlyerは、このお願い行為を代行しています。

例えば、運営しているアプリのユーザー数が1万人いたとしましょう。
このユーザー全員にプッシュ通知を行いたい場合、”お願い”をまとめて1万回、さらにiOS(Apple)とAndroid(Goolge)など配信先に合わせて異なるお願いをする必要があります。

もちろん、自分たちでこのお願いをすることは可能ですが、労力とコストがかかってしまいます。
さらに後述いたしますが、単純なテキストメッセージをプッシュ通知で送っても効果を見込むことは難しいです。

RichFlyerは、各社の配信サーバの間に立ってそれぞれの違いを吸収し、ご利用者さまが気軽に低コストでご利用いただけるようになっています。
さらに、RichFlyerはプッシュ通知の効果的な配信を容易に実現できるための機能をご用意しています。

いくつかご紹介します。

  • プッシュ通知を超高速で配信する(350万件超/分)
  • プッシュ通知に動画や画像を埋め込めるリッチプッシュ通知
  • 特定のユーザーのみへ配信するセグメント配信
  • プッシュ通知にアクションボタンを埋め込める

その他にも多くの機能をご提供しております。詳しくは、こちらをご覧ください。

プッシュ通知配信イメージ(RichFlyer)

プッシュ通知の効果

では、プッシュ通知はどれほどの効果があるか気になる方も多いのではないでしょうか?

Business of Apps社の調査では、反応率は3%-5%と言われております。

*反応率...プッシュ通知受信後に通知の内容を確認したり、アプリを起動した割合

Eメールの場合はどうでしょうか?

Campaign Monitorの調査では、CTRは3%-5%だったそうです。

*CTR…配信するに対するメール内のリンクのクリック率

プッシュ通知もEメールも効果が変わりません。なぜでしょうか?
ユーザーの端末にはいくつものアプリがインストールされていて、それらのアプリがプッシュ通知を配信していれば埋もれてしまう可能性があります。
また、興味を惹かない内容であれば無視されてしまいます。
そうなるとユーザーの反応も鈍くなってしまいますね。

しかし、プッシュ通知には反応率をアップさせる様々な方法があります。

前述したBusiness of Apps社の調査では次のような結果が掲載されています。

  • 絵文字を使うと反応率が20%上昇
  • リッチプッシュ通知にすると反応率が25%上昇
  • 配信時間をユーザーごとに調整すると反応率が40%上昇
  • セグメンテーションによる通知では反応率が10%に向上

これら有効な結果が示されているにもかかわらず、リッチプッシュ通知は38%、セグメンテーションによる通知は20%しか運用されていないようです。もったいないですね。

RichFlyerは、リッチプッシュやセグメント配信も簡単な操作で実行できます。
予約配信もできますので、これらの機能を組み合わせることで反応率を向上させることが十分に可能です。もちろん絵文字もご利用可能です!

リッチプッシュ通知とは

「リッチプッシュ通知」という用語が出てきましたので、これがどのようなプッシュ通知なのかご説明したいと思います。

今、最も多く配信されているプッシュ通知は文字だけのものですが、テキストと併せて画像や動画、GIFアニメーションなどのリッチなコンテンツが表示される通知を「リッチプッシュ通知」と呼んでおります。

文で説明するよりも実際にご覧いただいた方がわかりやすいので、リッチプッシュ通知を受信した時の動画をご紹介します。

まずは比較対象のため文字だけのプッシュ通知を見ていただきます。

文字だけのプッシュ通知

次に静止画です。比較的よく見ると思います。

静止画をつけたプッシュ通知

次にGIFアニメーションです。

GIFアニメーションをつけたプッシュ通知

最後に、動画です。

動画をつけたプッシュ通知

いかがでしょうか?同じメッセージでも受ける印象が変わってくると思います。

リッチコンテンツを持っている方は、プッシュ通知での活用を検討してみてはいかがでしょうか。
RichFlyerならば簡単に運用できます!

セグメント配信について

次にセグメント配信についてご説明したいと思います。

プッシュ通知の運用を検討するにあたり、「この商品を購入したお客様にプッシュ通知を送りたい」や「この地域にお住まいのお客様のみにプッシュ通知を送りたい」など、特定のグループにのみプッシュ通知を配信したいという要望が出てくると思います。

この要望を実現するのがセグメント配信です。

RichFlyerでは、ご提供するRichFlyer SDKを通じてグループ化したい情報を自由に登録することができます。

例えば、お客様の契約しているコースごとにグループ化したい場合は、”契約コース”というセグメントの名前と”Aコース”、”Bコース”というような値を登録します。

RichFlyerの管理サイトでプッシュ通知のメッセージを作成する時に、ここで登録されたセグメント情報を使って配信するグループを指定します。
こうすることで特定のグループのみにメッセージを配信することができるようになります。

さいごに

いかがでしたでしょうか?

プッシュ通知はユーザーへリーチする手段としてはとても有効な方法です。

使い方次第で非常に強力な武器となってお客様のビジネスの成長に貢献できると思います。

プッシュ通知の導入に迷っている方、すでに導入しているけど思ったほどの効果が出ておらず新しい運用方法を検討している方など、RichFlyerがお手伝いさせていただきますのでお気軽にお問い合わせください。

最後まで読んでいただきありがとうございました。